1985-12-11 第103回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第2号
現在、私どもの局に保安問題懇談会を設置いたしまして、これらの重大災害の反省も踏まえまして、災害発生の未然防止、被害の拡大防止の対策、保安管理体制の整備の問題、それから保安教育訓練のあり方といったような各般にわたります重大災害防止対策のあり方、それに深部保安対策、こういったものについて御検討をお願いしているところでございまして、その結論に基づきまして今後適切な保安対策を講じてまいりたい、かように考えております
現在、私どもの局に保安問題懇談会を設置いたしまして、これらの重大災害の反省も踏まえまして、災害発生の未然防止、被害の拡大防止の対策、保安管理体制の整備の問題、それから保安教育訓練のあり方といったような各般にわたります重大災害防止対策のあり方、それに深部保安対策、こういったものについて御検討をお願いしているところでございまして、その結論に基づきまして今後適切な保安対策を講じてまいりたい、かように考えております
以上のようなことから、今後の保安対策の課題でございますけれども、深部保安対策に配慮した重大災害防止対策の確立が重要であるというふうに考えている次第でございます。
○国務大臣(村田敬次郎君) まず深部保安対策の問題をお問いになりました。石炭鉱山の採掘箇所の平均深度は、昭和五十一年がマイナス五百三十八メートル、五十九年にはマイナス六百四十メートルと、漸次深部に移行いたしておりまして、今後もこの傾向は続くものと予想されるために、深部化、奥部化に伴う地圧、ガス、温度などの自然条件の悪化に対して適切な対策をとることが必要になっております。
特に掘採個所の深部化に伴う坑内条件の悪化等に対処するために、昨年末に石炭鉱山保安規則の改正を行いましたほかに、五十二年度から札幌鉱山保安監督局に深部保安課の新設を行いまして、深部保安対策の強化に努めてきたわけでございます。
また、特に炭鉱が深部に移行すると、また深部採炭の保安上の重要性にかんがみまして、やはり協議会の答申を得まして保安法の保安規則の改正を行いましたほかに、札幌鉱山保安監督局には特に深部保安対策課というふうなものを設けまして、今後の深部採掘に対する監督の強化を進めておるところでございます。
しかしながら、いまわれわれがこの試験研究関係をどういうふうに進めているかということを簡単に御説明いたしますと、まず、その技術開発の方向づけとか、あるいは重点開発課題の選定という問題につきましては、立地公害局の局長の諮問機関的なものでございますけれども、たとえば深部保安対策部会とかガス突出山はね防止対策部会とかというような委員会が五つ六つ設けてございまして、それらで基礎的な問題の摘出というような点を重点